顎関節症専門医のつぶやき(グリデン日記)

歯科医院(通称グリデン)からの顎関節症についての情報です。

自分の歯を守るために 2 (口腔疾患について)

う蝕と歯周病が二大疾患です。
 う蝕(カリエス)は虫歯のことで、幼少期や学童期にかかりやすく、成人がう蝕にかかる場合は、歯肉が退縮しセメント質が露出した部分に多く起こります。歯周病とは、歯周組織の病気で、歯を支える組織を破壊してしまい、歯を失う大きな原因となっています。これらの二大疾患の原因は、デンタル・プラークといわれる細菌群によって引き起こされますが、その進行度や頻度などには個人差があり、その人の病原菌に対する抵抗力によって異なります。

人によってかかりやすさ、かかりにくさがあります。
 つまり、あなたが疾患にかかりやすいか、かかりにくいか、あるいは、かかりやすいとしたらどうな要因があるかを、正確に診査、診断することから治療と予防の第1歩が始まります。
 年齢、歯の部位、細菌の種類と数、唾液や歯の性質など、いくつかの要素が重なった時に歯や歯肉の病気にかかります。予防はその危険度に応じて、危険性のある部位や全身の状態などを知ったうえで行うことがより効果的です。

グリーンデンタルクリニック 島田淳