第27回日本顎関節学会にあわせて、運動療法ハンドブックを出版しました。
現在世界の顎関節症治療の3本柱は、認知行動療法的治療、薬物療法、そして運動療法です。
しかし、日本の歯科教育には、認知行動慮法的治療も運動療法も入っていません。特に運動療法は顎関節症の治療にかなり有効であることがわかっているにも関わらず、勉強する場も教材のないため治療できる先生はごくわずかです。そこで私の所属する「顎関節症の臨床医の会」で顎関節症で悩む患者さんを救える先生を増やすためハンドブックを作りました。
顎関節症の医療面接の取り方から、筋、関節の触診の仕方(写真入り)、診断と来て、運動療法について細かく写真入りで説明。おまけとして患者説明の文章と同意書、プロトコール、患者さんに渡す図解セルフケアと至れり尽くせりの内容です。写真も大きくきれいですし、是非読んでほしい1冊ですね。
- 作者: 中沢勝宏,田口望,和気裕之,?野直久,島田淳,塚原宏泰,澁谷智明,野澤健司,顎関節症臨床医の会
- 出版社/メーカー: 医歯薬出版
- 発売日: 2014/07/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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