顎関節症専門医のつぶやき(グリデン日記)

歯科医院(通称グリデン)からの顎関節症についての情報です。

これで顎関節症がわかる!7

(1)顎が痛い
  顎関節症で最も多いのは顎の痛みです。痛む場所は耳の前の顎関節であったり、その周りの頬やこめかみなどが痛むことがあります。
顎関節症の痛みの特徴は口を開け閉めするなど顎を動かした時の痛みです。顎を動かさなくても痛むこともありますが、顎を動かすと痛みが増すのが特徴です。顎を動かさなくても痛みがあり、動かしても痛みが変わらない場合は顎関節症でない可能性があります。

(2)口が開けられない(開口障害)
   口が大きく開けられないケースには、大きく開けると痛いので開けられないかない、痛みはないが大きく開けられない、の2ケースがあります。
また、それまで口は開いたのに、何かのきっかけで「突然口が開けられなくなる場合」や「口が開けにくい状態」から始まり徐々に口が開けられなくなる場合などさまざまなケースがあり、その過程は診断を行うのに役立ちます。
 今まで顎が鳴ることが多く、突然口が開けられなくなった場合には、関節円板が引っかかってしまったことが考えられます。その場合は、痛いのを我慢して開けようと思っても開けられません。ただたまにいろんな方向に顎を動かしているとカクッと音がして関節円板が戻ることで口が開くようになります。また、徐々に開けられなくなったり、痛いのを我慢すればある程度口が開けられる場合には筋肉が傷んで口が開けられなくなっている可能性があります。


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